「私の体験談から学んだ事」
~少年スポーツチームで学んだ私の体験と7つの秘訣~
少年スポーツチームや地域の育成活動、学校行事など、子どもを通じて保護者同士が関わる場面は避けて通れません。応援や当番、連絡調整などで顔を合わせる機会が増える一方で、「LINEの返信がない」「当番分担で不公平感が出る」「陰口が広まる」といった小さな火種が、思わぬトラブルに発展することもあります。
私自身、息子が所属する少年野球チームで保護者間のやり取りに戸惑い、うまく対応できなかった経験があります。この記事では、その体験をベースに、摩擦を未然に防ぎ、良好な関係を築くためのコミュニケーションのコツをまとめました。
よくある「保護者間トラブル」のきっかけとは?
グループLINEの温度差
既読スルーやスタンプだけの返信、誰が連絡役を担うかでギクシャクすることがあります。私のチームでも、ある投稿に誰も反応しない日が続き、投稿した保護者が「無視されている気がする」と感じて一時的に活動参加を控えたことがありました。
文字だけのやり取りは、意図が伝わりにくいのが難点です。
当番制・役割分担の不公平感
「毎回同じ人ばかりが手伝っている」「私は毎週行っているのに…」といった不満は、表面化しなくても心の中に積み重なります。役割分担が偏ると、チーム全体の雰囲気に影響します。
陰で言われる“うわさ”と誤解
「最近あの人来ないね」「挨拶しないよね」といった何気ない会話が、悪意あるうわさに変わってしまうこともあります。事実確認をせずに広がる情報は、人間関係を壊す大きな要因です。
我が家が経験した“ヒヤリ”エピソード
あるとき、チームのグループLINEで「◯◯くんママ、最近忙しそうですね(笑)」と書かれたことがありました。軽い冗談だったのかもしれませんが、私は「忙しいから参加できていないと思われているのかな」と受け止めてしまい、気持ちが沈みました。
しかし、次の練習で思い切って「最近仕事がバタバタでごめんね」と直接伝えたところ、「全然気にしてないよ!むしろいつも助かってる」と返してもらえました。その瞬間、胸のつかえが取れ、直接話すことの大切さを実感しました。
文字だけでは伝わらないニュアンスも、顔を合わせれば誤解が解けるのです。
トラブルを未然に防ぐ「7つのコミュニケーションの秘訣」
LINEではなく“直接話す”機会を大事に
文字情報は誤解を生みやすいもの。練習や試合の合間に「ちょっといいですか」と声をかけるだけで、関係性は大きく変わります。
「ありがとう」を惜しまない
当番をしてくれた人に「助かりました」、会話の中で「いつも安心します」と感謝を伝えることで、相手の気持ちが軽くなります。
自分から“雑談の糸口”をつくる
「今日は暑いですね」といった一言から、自然に会話が広がります。私は練習後に「今日のバッティングよかったですね」と声をかけたことがきっかけで、立場の違う保護者とも気軽に話せるようになりました。
感情的な返答は“1時間置いてから”
「この言い方は気になる」と思ったら、すぐに返信せず時間を置いて読み返すのが得策です。冷静になると「悪意ではなかった」と気づけることも多いです。
苦手な人こそ、挨拶は先手で
距離を感じる人にこそ「おはようございます」「お疲れさまです」と先に声をかけることで、空気が和らぎます。子どもは親同士の雰囲気を敏感に察するため、良好な関係は子どもにも安心感を与えます。
情報共有の“癖”をつける
「LINEに書いてあったと思った」「知らなかった」でトラブルになることも。練習変更などをさりげなく伝えるだけで、信頼される存在になれます。
自分の想像や憶測で“決めつけない”
「来ない=やる気がない」と短絡的に判断せず、「介護や仕事で大変なのかも」と考えることで誤解を防げます。実際、ある保護者が「病院通いで来られなかった」と話したとき、皆が理解を示しました。
保護者同士の関係がよくなると、子どもにも良い影響が
保護者同士が笑顔で話している姿を見ると、子どもは「大人たちは仲がいい」「ここにいて大丈夫」と安心します。逆にギクシャクした空気は、子どもに不安を与え、チーム活動への意欲を削ぐこともあります。親の関係性は、子どものモチベーションに直結するのです。
もしトラブルが起きてしまったらどうする?
• 感情的に反論せず「背景があるかも」と一呼吸置く
• 共通の友人やコーチを間に立てることで角を立てずに修正する
• 直接会ったときに「気にしてたらすみません」と一言添える
トラブルは「起きないこと」が理想ですが、「起きたあとどう対処するか」も同じくらい大切です。
まとめ:保護者も“チームの一員”。関係づくりは小さな言葉から
子どもが安心して活動できるためには、保護者同士も小さな配慮を積み重ねることが必要です。
• 笑顔で挨拶する
• 感謝を伝える
• 自分から一言声をかける
• 相手の事情を尊重する
こうした行動が、トラブルの芽を摘み、信頼関係を育てます。保護者も「チームメイト」だと思って関わることで、子どもにも大人にも心地よい環境が生まれます。今日の「おはようございます」が、明日の「ありがとう」に変わることを願って。

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